やっぱり迷宮入りか中国毒混入餃子事件?-中国の食品安全事情




2008年02月29日

やっぱり迷宮入りか中国毒混入餃子事件?-中国の食品安全事情

上海生活情報ブログ | 食品,レストラン,グルメ情報ブログ
9223c46a.jpg昨日中国で農薬混入ギョウーザ事件に関する記者会見があったが 日中捜査今日どころか,日本,中国、互いに責任を押し付ける お粗末の内容、このままでは、一番最悪であるこのまま 騒ぎを収まるのを待つだけで収拾されるのか?




記者会見では、中国国内でギョーザに混入された可能性は極めて小さいと言及

公安省が100人近い捜査員を投入して、原材料、生産過程、輸送過程などを捜査したことを挙げ、「全面的で詳細な調査をしてきた。われわれの認識では中毒の原因となったメタミドホスが中国国内でギョーザに混入された可能性は極めて小さい」と述べた。ギョーザ製造元の「天洋食品」の従業員などにも捜査してきたと指摘したうえで、「メタミドホスを混入させた容疑者は現在のところ、見つかっていない」と強調。ギョーザの袋のメタミドホス浸透実験を行ったところ、「外側から内側に浸透するとの実験結果を得た」と明らかにし、あくまで責任は中国側にはないとの見解を示した。「産経新聞より抜粋」


先の2月21日日本の警察庁長官の発言を完全に否定する内容


会見で、「捜査経過からすれば、日本国内で混入された可能性は低い」との見解を示した。警察トップとして、捜査経過を明らかにすることで、中国側に真相究明を促す狙いがあるとみられる。
 吉村長官は(1)密封されたパッケージの内側からメタミドホスが検出された(2)検出されたメタミドホスには不純物が含まれていたが、日本国内で試薬として使用されているメタミドホスは高純度(3)千葉、兵庫両県で販売されたギョーザは中国から出荷後、別ルートで運搬され、国内での接点がない――を理由に挙げた。
吉村長官は「首脳・実務者レベルでの情報交換によって、早期に事案の全容解明を図っていきたい」と話した。
「朝日新聞より抜粋」


捜査協力を言いながら先に中国に責任を押し付けたのが
相当中国当局の面子を潰してしまったのか? 完全否定された。


2月27日政府,トップレベルでは協力しているという姿をみせているのの

中国公安省幹部との会談のため訪中していた警察庁の安藤隆春次長が27日、帰国した。
 安藤次長は成田空港で報道陣に対し「早期解決に向け緊密に連携することをトップレベルで確認したのが大事。今後、証拠や事実を速やかに交換し、捜査が加速するのを期待する」と述べた。
 安藤次長は同省の孟宏偉次官と25日に北京市で会談。互いに証拠を交換して捜査を加速させるほか、両当局が緊密に連携することで合意した。 「朝日新聞より抜粋」



事務レベルでは

中国公安省が同国内での有機リン系殺虫剤「メタミドホス」混入の可能性は極めて低いと発表したことについて、警察庁幹部は「まったく理解できない」「科学的根拠を示してほしい」と話した。「時事通信より抜粋」

泉国家公安委員長は29日、「中国側から客観的な情報は来ていない。突然記者会見をして、中国側の考え方を公にすることは問題解決にプラスにならない」と述べた。「朝日新聞より抜粋」


すでに両方とも犯人探しのなすり合い、まったく協力どころではない

冷静に考えると先に似たような発言をしている日本も日本 中国も中国だろう

こういう否定的な発言だからニュースになると思うのだが
こいう時こそ

「冷静に受け止めて 協力して犯人の逮捕に全力を注ぐ」


などのような寛大な人は日本の警察庁のキャリア組みにはいないのだろうか?
とふと考えてしまう。


こんな責任のなすり合い、結果的に迷宮入りしてしまい

今回の事件が何の成果もえられず、後発の防止策も打てず
再発なんて事もありえる。

そうなると結果的に一番 弱い消費者がバカを見て
また、被害者が出るって事も考えられる。

消費者にとって中国で混入されたか?日本で混入されたかはあまり問題では
なくて、混入されたものがどうして売っていたのが問題なのに

まあ、国としての面子も重要ではないこともないが
それは政治家に任せて

捜査当局は、中国、日本に限らず、面子をすて協力して
一刻も早く解決してもらいたいとおもう。

その他 今回の記者会見では
日本の報道の加熱さ、及び日本混入説の一つの要因として
日本人記者がメタミドホスを購入、所持し、持ち出そうとした事案を摘発を発表

中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副総局長は28日、北京での記者会見で「日本の記者がメタミドホスを購入、所持し、持ち出そうとした事案を摘発した」と語った。これを受けて共同通信社は同日、中国総局の記者が15日に河北省政府当局者に約3時間拘束されたことを明らかにした。
共同通信によると、ギョーザの製造元「天洋食品」がある河北省から記者が中国総局のある北京に戻る途中、検問で車の後部座席にメタミドホスの瓶があるのを発見され、当局者の事情聴取を受けたという。聴取内容は「取材内容にかかわることで、明らかにできない」としている。
共同通信の伊藤修一編集局長は「河北省の工場周辺でメタミドホスが入手可能か検証するために購入したと聞いている。取材上の行為が中国の法律に反したことは遺憾だ」とのコメントを発表した。
魏副総局長は会見で「中国では07年1月からメタミドホスの農薬としての使用が禁止され、08年1月からは既に輸出契約を結んでいる工場を除き生産や販売、使用、所持、運搬が重大な違法行為だ」と指摘した。「毎日新聞より抜粋」



このような軽はずみの記者がいるから、日本マスコミもねつ造が最近増えてきているし
最悪の状況、

またまた 日本自演自作論が中国国民には熱く語られるだろう



日本側ではあまり伝わっていないが下記
農薬の残留事件も否定していた。

■サバからジクロルボス検出
山東威海宇王公司が輸出したサバからジクロルボスが検出された問題については、サバがデンマークから輸入されたものであることを明かした上で、現地の検査検疫局の調査で、基準値を超えるジクロルボスは検出されなかったとした。
■ニラ饅頭から残留農薬
山東仁木公司が輸出したニラ饅頭から基準値を超える残留農薬が検出された問題についても、現地検査検疫局の調査では問題が検出されなかったとした。なお、2月22日に横浜の検査機構が行った再調査でも、同様に問題は見つかっていない。
■冷凍天ぷらから残留農薬
浙江省のある企業が輸出した冷凍天ぷらから残留農薬が検出された問題については、2月23日に日本のメディアが報じた内容が覆された。翌24日に日本の輸入機構が情報を訂正した。これについては中国現地の検査検疫局も再調査を行ったところ、同様の結果を導いた。「レコードチャイナの記事より抜粋」



最近は中国の食品問題が注目を浴びているので
報道が混乱している。

どれが危険でどれが安全なのか?
まったくわからない状況だ












明日の励みポチッと応援クリックを...
↓ ↓
 

・ぜひ評価の足跡を残していって下さい:





トラックバックURL
この記事へのトラックバック
昨日も上海は大雪,午後にはやんだがこの冬一番の雪だろう? 外出も面倒なので冷蔵庫を開けてみると いまちまたでうわさの冷凍ギョウザ...が残っていた。 まあ大丈夫だろうと食べることに。
日本では中国産の輸入冷凍食品の餃子を食べて食中毒になった事件で 大騒ぎになっているみたいであるが このニュースを見て少し不思議に思うことがある...



コメント
2. Posted by kasa   2008年03月01日 22:56
事件であれば

今回の被害者は日本国内だけなので
日本の警察は捜査を依頼する側

それなのに
警察トップが結論を早めに出してしまった感じありますね

日本の警察は保守性が強いので
うまくいかないでしょう。
1. Posted by とおりすがり   2008年03月01日 22:33
5 日本国内でも各区域の県警どうしで
連絡の不備や捜査権でちょくちょく
もめて、捜査がいきずまることがよくあるのに

今度は中国

なかなかうまくいきませんね
日本の警察は日本側にしか被害者がいないので
お願いする立場、、、

もっと警察は納得させる事実を突き止めてがまんずよく
説得するしかないでしょう。。
コメント、質問をする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 





サイト内検索


中国上海外こもりブログ
中国[上海]駐在生活ブログ

RSSリーダーで購読する

連絡はコメントに残してください(コメントは承認制です)


最新コメント
最新ニュース
最新ニュース
月間のレポート