小泉首相 靖国神社参拝の中国国内の影響-中国靖国神社参拝問題事情




2006年08月16日

小泉首相 靖国神社参拝の中国国内の影響-中国靖国神社参拝問題事情

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5306bd63.jpg小泉首相 靖国神社参拝の中国国内の影響-中国靖国神社参拝問題事情

8月15日反対や賛成などの各種異論の中で
マスコミの予想どおり靖国神社参拝をおこなった小泉首相だが
中国国内などの反響は...




日本の報道に比べると
中国国内ではそれほど大きな反響はなく


先ずは
上海領事館から登録されている人に下記メールが送られたみたいだ

さて、本日午前、小泉総理が靖国神社へ参拝されました。
現在までのところ、当館に対する抗議行動や
日本人に対する暴動等の報には接しておりませんが
不測の事態が起こらないとも限りませんので
今後ともご注意願います。
(北京や広州では公館前で小規模なデモが起きているようです)
また、市内の様子や御社等の状況で変わったことがありましたら
関連情報を当方までお寄せ頂ければ幸いです。
尚、日本人会や商工クラブ経由で同種の情報収集が行われることも
あるかと思いますが、その場合は悪しからずご了承下さい。
緊急事態等があれば、当館ホームページにアップしていく予定ですので
こちらもご確認下さい。
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/


また上海領事館のホームページにも下記記事が追加されていた。

http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/new060815-j.html

(緊急)北京の日本大使館への抗議活動について(在留邦人の方々へのご注意)

  1.本15日午前、北京の日本大使館前で、小泉総理の靖国神社に反対する抗議行動が行われました。規模は小さく、被害はありませんでしたが、在留邦人の方々におかれては、念のためご注意願います。なお、午前11時30分現在当館管内におけるデモその他抗議行動に関する情報は入っておりません。

2. 当館としては、各地外事弁公室に対し、在留邦人の方々並びに邦人企業の安全確保に万全を期すよう要請しています。中国への渡航者及び在留邦人各位におかれましても、危険な事態に巻き込まれないよう、次の点を含め十分ご注意下さい。

・日本及び海外のテレビ、インターネットなどの報道に十分注意する。
・日本大使館、総領事館のホームページ、外務省の危険情報などをこまめにチェックする。
・広場など大勢の人が集まるような場所に近寄らない。
・中国人の感情を逆なでするような発言、行動に気をつける。

3.なお、抗議活動を目撃した、あるいは事前にこれらの情報を入手した場合には、現場に近寄らず慎重に行動するとともに、関連情報を以下のとおり大使館又は総領事館へすみやかにお知らせ下さい。

日本の中国大使館のホームページには下記抗議文章が
ホームページにトップページに掲載されていた

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/
中華人民共和国外交部声明  小泉日本首相靖国神社またも参拝したことに強く抗議
  
  本日、日本の小泉純一郎首相は第二次世界大戦のA級戦犯が祀られている靖国神社をまたもや参拝した。日本軍国主義侵略戦争の被害国人民の感情を著しく傷つけ、中日関係の政治的基礎を破壊するこの行動に対し、中国政府は強く抗議する。   靖国神社に祀られているA級戦犯は、日本軍国主義が引き起こし、実施した...

1



また、中国政府系新聞の人民日報には下記の特集ページが作られ
抗議の掲載
http://world.people.com.cn/GB/1030/4702815.html

これはサーチナでの上記紹介記事
「人民網「小泉不純」、特集頁で首相の靖国参拝を批判
人民網(人民ネット)は、小泉純一郎首相が8月15日朝に靖国神社を参拝したことを受けて、特集ページを掲載した。「靖国は不浄、小泉は不純。日本の首相が再び戦争犯罪人に頭を下げた」と強く非難すると同時に、郵政改革など、小泉政治のこれまでを概観する内容も盛り込んでいる。人民網は、中国共産党の機関紙『人民日報』の発行元である人民日報社の運営するウエブサイト。
特集ページは冒頭で、「小泉純一郎首相は日本国内の民衆の強烈な反対や国際社会の非難、日中関係という大局を全て顧みず、8月15日という特殊な日に再び靖国神社を参拝した」「傲慢な民族主義者や軍国主義復活論者が政権を握れば、日本は日中友好という正常な軌道からますます逸脱し、最終的にアジア及び世界の孤児になる」「こういった状況は日中両国の国民が共に目にしたくないものだ」と論じた。
そして「これまでの参拝は、小泉政権にとって損も得もあった」とした上で、2001年8月13日以来、6回に及んだ小泉首相の靖国神社参拝の概況を示した。
また、「中国からの内政干渉に屈しなかった」と、日本国内に小泉首相の靖国神社参拝を支持する意見があることについては、「日本には漠然とした不安がある。国家レベルでは強国の地位を脅かされるという不安、個人レベルでは将来や生活に対する不安だ。そのため、外交問題が発生すると中国を不満のはけ口にすることができる。動物的な嗅覚を持つ小泉首相は、これを民心掌握のための、絶好のチャンスだと考えた」と分析した。」「中国情報局の記事より抜粋」

また
朝日新聞には反日を再発を中国政府が押さえ込む内容の記事が掲載されていた

「小泉純一郎首相が終戦記念日に靖国参拝したことを受け、中国指導部は国内の反日感情が再燃することを懸念し、大規模デモを封じ込めた模様だ。胡錦濤指導部には靖国参拝を契機にした対日非難の矛先が政権に向けられるのを警戒する一方、日本の次期政権と関係改善を目指す中で不利な要因は排除しておきたいという意図がある。
 日本大使館前で15日午前、抗議行動を主導した反日の民間団体「愛国者同盟ネット」。サイト編集長の盧雲飛さん(31)は、毎日新聞に対し「抗議行動は事前に公安当局の許可を得ており、参加人数や抗議文の内容、スローガンの文言などは事前に届け出を済ませていた」と明かした。中国当局は、参拝に反対する市民に「はけ口」を提供する半面、過度な抗議行動は徹底的に抑え込むスタンスを明確にした。
 中国国内では貧富の差が拡大する一方、官僚の汚職などが相次ぎ、市民には社会への不満がくすぶっている。中国指導部には「反日=反政権」(日中筋)との懸念が強く、昨年4月の反日デモと同様、反日感情が反政権に転換されることを強く恐れている。
 また、反日デモでは在留邦人・企業などに被害が出て、中国のイメージが損なわれた。この教訓も背景にあるようだ。」「朝日新聞の記事より抜粋」


前回述べたが
中国政府はほとんど小泉首相には期待しておらず、小泉首相の靖国神社参拝はさけられないと考えていたと思われ、次の首相への圧力程度の抗議となっている。


以前の靖国問題は
小泉首相VS中国、韓国の問題であったが
今にいたっては
小泉首相VS日本国内反対派と成ってしまい、完全に国内を2極化する問題と
なってしまったような気がするが
これによって中国も靖国問題を日本の内政問題にすることに成功し、また
靖国問題を日本国民に宣伝するいい機会を得て、得したような気がするのだが

小泉首相も国民を2極化する問題に火をつけて、
自分は9月に退任し、その後はお構いなしの無責任な対応のように思われるのだが
小泉首相はどうかんがえているのか???????





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