夜逃げする外国企業が増加?-中国の外資系企業事情




2008年02月18日

夜逃げする外国企業が増加?-中国の外資系企業事情

ビジネス,投資ブログ | 上海生活情報ブログ
a876018b.jpg今年に入ってよくも耳にするのが
中国の新しい労働契約法、今年1月1日から施行されたのだが
これによって外国企業の夜逃げが増加しているとのニュースが...





特に目に付くのが
韓国企業の衣類,服装製造業などの零細企業だという。


1


4,5人などの小さい外国企業ならともかく
この会社従業員300人近い工場を持つ企業

出社したら管理職関連の韓国従業員が30人程度がすべて
夜逃げしており、会社債務や従業員の給与などのはそのままに
して逃亡したとのことである。



この理由として
新しい労働契約法によるコストアップによる
企業の採算性の悪化であるとのことだ

韓国企業が中国で登記している会社の数は19510企業 
そのうちほとんどが中小の零細企業であり

最も多いのが青島で4000以上の企業が登記しており
約44万人が韓国企業関連の従業員で
青島の外資系従業員の半数以上が韓国系企業に就職している
計算であるとのこと
またこれら企業の平均給与レベルは最も低いレベルであるとのことで
ある。

2


また
驚いたことにこれら企業の
半分近くが赤字企業で多くが繊維、服装、食品製造業であるとのことである。


以前から中国は世界の工場として有名であったが
最近は人件費の増加で、製造コストだけを目的とした
企業はどんどん淘汰されていっている。

それに加え
中国の企業破産や企業撤退には
税務署、工商局など多くの管理部門が絡んで
更に金が掛かるのと、時間が掛かる

この為最も簡単な手段夜逃げし、海外逃亡を
する企業が増えているとのことだ

特に韓国企業が目立つので韓国のイメージダウンは
避けられない状況のようである。

韓国の工商協会などもいろいろ対策を考えているみたいであるが
今後更にこのようなケースは増えるだろう。
日系も大きな話しは聞かないが、似たケースが発生するかも知れない。











明日の励みポチッと応援クリックを...
↓ ↓
 

・ぜひ評価の足跡を残していって下さい:





トラックバックURL
この記事へのトラックバック
中国の労働契約法が変わる?-中国の労働事情 最近労働契約法の改正に関する話題を上海でのあちこちでけっこう耳にするがこれに関して面白い記事を見つけた....



コメント
2. Posted by 夜逃げはいかんよ   2008年12月22日 12:37
夜逃げはいかんよ

2008年12月、中国の商務部、外交部、公安部、司法部は共同で「外資企業の非正規撤退に対する国際的追及と訴訟の業務手引き」を作成した。20日、新華社が伝えた。
近年、中国に進出した一部の外資系企業が倒産など正規の手続きを踏まずにまるで夜逃げのように撤退する事件が相次いでいる。従業員の供与未払い、取引先の債務などを清算しないなどの問題が生じている。
【その他の写真】
今回作成された業務手引きは「民間商事司法協力条約」「刑事司法協力条約」「犯罪者引き渡し条約」などを活用し、国外に逃亡した企業経営者の責任を追及する。協力を要請された国家は被疑者の捜索、証拠収集、関連物品の押収などに協力する義務がある。
また、手引きは最高法院の規定に基づき、非正規撤退によって生じた損害は、株主や理事、実質的な企業経営者である外国の親会社にも賠償責任が生じることを指摘、追及の対象とすることを指示している
1. Posted by マリック   2008年03月01日 20:28
外国企業が中国で破産した場合

どのような手続きが必要なのでしょうね

夜逃げするんだから
相当面倒なのだろう
コメント、質問をする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 





サイト内検索


中国上海外こもりブログ
中国[上海]駐在生活ブログ

RSSリーダーで購読する

連絡はコメントに残してください(コメントは承認制です)


最新コメント
最新ニュース
最新ニュース
月間のレポート